平成291217 日 現在

電子履歴書

履歴書を書く上での参考図書

履歴書を書く上で参考になりそうな本を、いくつかご紹介します。
概要
見本の通り書いているのに書類選考で落ち続けている…。実力に自信はあるのに面接にさえ漕ぎ着けない…。その理由は、きっと「書き方」にある。(「BOOK」データベースより)
ひとこと
Amazonで本を「履歴書」のキーワードで検索すると、この本がトップに出てきます。
基本的に、履歴書の書き方をわざわざ1000円以上も出して買おうという人は、普通の書き方では満足できないです。
この本はそんな期待に答えるようにできていて、 学歴・経歴欄の間に入社・退社の単純な事実だけではなくいかにアピールする文面を書くか、といった具合で いわば「エクストリーム履歴書」が書き上がります。
みちがえるような書類ができあがるでしょうから、買っただけのことはあるのだろうなと想像できます。

言われてみれば基本的なことなのですが、履歴書は空欄が目立つと見た目が悪くなります。
経歴があまり多くない人がJIS規格の履歴書を普通に埋めると、必然的に右上の経歴、紙面の1/3ほど空欄になります。 これは最初からフォーマットを選ばなければいけないのですが「JIS規格」と書いてあると標準的なものなのかと思って、 買ってしまうわけで、履歴書のフォーマットをいくつかあげて解説してあって、よくわかります。
概要
採用側と転職希望者、両方を知りつくし10000人の書類を見てきた著者が明かす、「今採用される」ホントの書き方。(「BOOK」データベースより)
ひとこと
経験豊富な人材エージェントの方が書いた本。中途の人向けです。
「フォーマットは関係ない!とにかく熱意をもって丁寧に書け!もっと大事なことがある!」ということなのですが、 時間と労力をかけた応募書類を作り、あまり余計な要求を企業にしたりせずすんなり決まるようにしろ、と言われると、私としてはちょっと考えてしまうところがあります。
人材紹介というのは打率なのでとにかくマッチングが決まって欲しいわけです。 営業で言ったら、コストをかけて、値下げをして売れというのかという話なので、実際そのとおりだとしても「いいのだろうか、それで。」という気がしないでもないです。 人材紹介の紹介料も履歴書に書く時間も、取引のためのコストであって、それをかけたところで企業の売上があがるものではないので 応募・採用の両側にはあまりメリットはありません。
手書きの履歴書を丁寧に書く事によって熱意が伝わることもありますが、それはタダではありません。
それは忘れてはいけないような気がします。
アピールのツボがわかる!履歴書・エントリーシート ハンドブック
ナガセキャリアセンター (著, 編集), 松本 雅之 (編集), 岡田 崇花 (その他)
概要
履歴書・エントリーシートは、就職活動の第一関門。採用者から見て、これらの書類からうける印象は大きな判断基準となっているのが実情。
本書は厳しい就職状況をのりきるために、意欲や誠実さが伝わる印象のよい書き方を、記述内容から文字の書き方まで徹底して伝授し、練習できる一冊。
手書きの手本例が数多く示されているので、具体的に理解することができる。(Amazonの内容紹介)
ひとこと
新卒向けの履歴書の書き方です。形式より内容の準備に重点が置かれています。後半はなんとペン字練習にあててあります。

中のコラムに「志望動機を書かなくてはいけませんか?」と聞いてきた学生がいたそうで、 企業にアピールする機会を自ら捨てようとするとはなんたることか、という話になっていました。
学生が聞きたかったのは「家に近いとか、名前を聞いた事があるとか、家族から大企業にしろと言われて手当たり次第応募してるとか、そんな『本当の志望動機』は書けないわけで、 40社分も50社分も企業が聞きたがってるという架空の志望動機を創作して茶番劇をしなければいけませんか?」ということだと思います。
当然それでもなお営業は顧客ひとりひとりに「あなたが一番です」というものではありますが、心に嘘をつくのは苦しいものです。

仕事のために人やスキルを欲しているのは、企業のほうです。 ある人を採った時に風土に合いそうかそうでないかは、 企業のほうがよくわかる話です。 インターネットの仕組みを使って、企業の方から必要な人を探し「我が社の仕事にあなたが必要なのです」という 方向性にすれば、応募者に志望動機は必要なくなると考えています。
概要
就職・転職活動で避けて通ることができない履歴書、職務経歴書、添付手紙(カバーレター)についてさまざまなケース別に事例を挙げて解説。(「BOOK」データベースより)
ひとこと
「ブランクがある人の場合」「異業種に転職する人の場合」といった事例を多数あげて、応募書類の書き方を丁寧に解説した本です。
2色刷りでポイントがわかりやすく列挙されています。

「『履歴書は手書きが原則』のワケ」という章が存在します。
大きくは履歴書は手書き、職務経歴書はワープロOK、に分けて対比させる形になっています。
それでその「ワケ」ですが、5つポイントとして列挙されています。

1・手書きの文字を見れば応募者の教養レベルや学力がわかる。
2・熟練した人事担当者は、書き文字を見ただけで応募者の人柄までも推測できる。
3・仕事には読みやすい文字が必須である。
4・ワープロソフトで作成した履歴書は「量産」が可能である。
5・ひと工夫を感じさせる書類が作成できる人は、実務においても機転が利く。

ではひとつひとつ吟味しましょう。

1・手書きの文字を見れば応募者の教養レベルや学力がわかる。
・・応募者にとってみればそれこそが手書きにしたくない理由ではないですか・・
そんなに自分の頭は悪い方だとは思わないけど、どう見ても自分の字は頭良さそうには見えないといった理系出身のエンジニアは多そうです。

アピールしたくないことはアピールしない自由というのは保証されていてしかるべきだと思います。

2・熟練した人事担当者は、書き文字を見ただけで応募者の人柄までも推測できる。
・・面接では愛想が良い人でも、仕事が雑なのが文字から推測できたとして、それでどうするというのでしょう?
多くの場合、それは数ある長所・短所のうちのひとつでしかないので、応募者はあまり気にしなくていいです。
例えば容姿が優れているかどうかは、印象に多大な影響があるとは思いますが、それは応募者にはどうしようもありません。

3・仕事には読みやすい文字が必須である。
・・仕事によります。
多くの企業では電子化されずに手書きが残っている業務は非効率とされます。
FAXの業務などが典型で「読みやすい」ことは大事ですが、そもそもFAXが残ってしまっていることが問題視されます。
その手書きの情報は誰がコンピューターに入れるのですか?ということです。
そういうわけで多くの企業に手書きの業務はもはやありません。

4・ワープロソフトで作成した履歴書は「量産」が可能である。
これは応募の多い企業において、応募自体は無料なのでどんどん送ってきますが、応募1通に対するコストは変化しないので、お手軽に応募できると応募が「割安」になります。
「こっちも大変なんだから、お前も大変になれ」というコスト感の平衡感覚です。それがないビジネスは「ぼったくり」ですし、採用の場合は「真剣さがない」ということになります。
気持ちはわからないでもないのですが、応募する・採用するという両サイドのコストは取引のコストです。双方少ないに超したことはないです。

5・ひと工夫を感じさせる書類が作成できる人は、実務においても機転が利く。
・・それがアピールしたい人は、それをアピールすればいいですが・・

5点とも「そういうこともあるかもしれませんね」という意味では否定することではないのですが、 手書きの履歴書が「採用側から」望まれる理由なのであって、応募者が全員手書きにしなければいけない理由ではないです。
整った字をアピールしたいならそうすればいいですし、都合が悪いなら手書き文字をアピールすることはありません。

・・ということで電子履歴書を使って、効率的に的確にアピールできる履歴書を作りましょう。
ひどい書きかたをしてきましたが、あくまで「履歴書は手書き」でなくてもいいですよねというだけでして、この本の履歴書の書き方の事例はとても参考になるはずです。
概要
あなたの経歴をより魅力的に書く方法があります!ベテランのコンサルタントが指導する受かる応募書類の書き方。(「BOOK」データベースより)
ひとこと
中途向けの履歴書の書き方です。概要がさっぱりしているのですが中身は充実した本です。
かなり大きな部分が、自己分析や応募企業の選択の仕方など、応募のプロセスに関した部分に割かれているのが特徴です。

「(職務経歴書に比べて)他の人と差がつけにくい履歴書では、減点されないことに気をつけましょう」とのことです。 減点の対象となるものとしては・・

記載漏れがある。
空白(スペース)が多い。
誤字、脱字がある。
社会人としての常識がない。
文章がおかしい。
字が丁寧ではない。

が列挙されています。
なぜ、誤字脱字があったり省略などがあるかというと、手で書くのはとても手間がかかるからです。
資格や学校の名前もインターネットで検索してコピー&ペーストであれば間違いなく正式名称にできますが、 手書きで書き写すから間違えますし、省略も出るのです。
もちろん入力しても変換ミスなどはありますが、手書きのミス率に比べたらずっと少ないです。
ぜひ、電子履歴書で間違いないドキュメントを作っていただいて 「間違いない仕事がしたいから手書きにはしない」とアピールしてほしいところです。

必ずしも電子履歴書は「簡単に作れる」ことに重きを置いていません。間違いなく、品質の高い書類ができるように心がけて作成しています。
概要
これまでの転職指南書は「志望動機は紋切り型ではいけない」「退職理由は前職の悪口にならないように」とルールを述べているだけ。「じゃあ、何をどう書いたら(答えたら)いいの?具体的に教えて!」という転職者の切実な声には何も応えていない!だったら「そのまま使える転職者用の模範記入例・回答例集」を作ってしまおうと考え、できた本がこれ!履歴書各欄の模範記入例と職務経歴書などの重要書類例、面接で必ず聞かれる5大カテゴリーの各質問と最近特によく聞かれる質問の模範回答例を網羅した。(「BOOK」データベースより)
ひとこと
転職向けの履歴書の記入例と面接の回答例です。「志望動機」「退職理由」「本人希望記入欄」「自覚している性格」「趣味・特技・好きな学科」「スポーツ・クラブ活動・文化活動などの体験から得たもの」「健康状態」という履歴書の自由欄の各項目にたくさんの文例が載っています。
当然のことながら、前半には「文例をちょっとアレンジして使ってください」ということが書いてあるわけですが、 おそらくは半分以上の人がそのまま使うと思われます。
当然「あなたが読む本は人事の人も読んでる可能性が高い」という問題点があります。

よく転職では給与の希望は「御社規定に準じます」とだけ書けというアドバイスが多いです。この本もそう書いてあります。
しかし、よく考えた方がいいと思います。

そのアドバイスをしている人は他人の転職先を決めることで利益を得る人ではないでしょうか?

とにかく契約をとりたいので値下げする・・というのはいい営業ではないです。
いくら良くない職場であっても、今の職場があるのでしたら、辞めるまでは「居残る」選択肢は常にあることを忘れてはなりません。
一方で「転職のプロ」の人たちは、居残られたり長引かせるのは困るという事情も頭に入れておきましょう。

「給料は入ってから、きちんと評価して上げる」というのは、「そういうこともあればいいですね」と言う程度に聞くべきです。
大きな会社では評価に応じて昇進があって給料がアップするかもしれませんが、小さな会社では同じ仕事をしている限り同じ給料で、 業績に応じて下がることはありますが、給料を上げるぐらい業績が良く忙しいならもう一人雇うのが普通です。
転職は100万円単位で大きく変化する交渉のできる最初で最後の機会です。
「御社規定に準じる」と履歴書に書いたとしても労働条件の交渉自体を忘れないようにしましょう。

学校の先生や結婚相談などと同じでアドバイスをする人は進路が決まることで安心してしまう人たちです。
でも、生活はそこからが大事です。

ちなみに電子履歴書は・・「転職活動が長引けば利益を得る人」です。もう一枚いかがですか?
概要
本書は、就職活動で避けては通れないエントリーシートの書き方をマスターし、書類・面接選考の通過率をアップさせるための本です。近年、書類選考にESを採用する企業が増えていますが、残念なことに多くの学生が、その意味と書き方を正確に理解していません。そのため、一方的な自己PRを書いて選考から落とされてしまっています。私は10年にわたり、学生のESを添削してきましたが、内定を取る学生のESには、ある「共通点」があることがわかってきました。その「共通点」を分類して、まとめたものが、本書の柱である「相手に伝わるES・面接の方程式」です。「方程式」にあてはめさえすれば、誰もが「伝わるES」を書くことができるようにまとめました。また本書には、実際に選考を通過したESの実例を豊富に掲載しました。実例を参考として、自分だけの体験や思いを反映させてください。方程式にあてはめようと、一生懸命考えた成果は、必ず面接で花開き、内定への道を切り開いてくれるでしょう。 (Amazonの内容紹介)
ひとこと
日本大学の就職課。厳しい就職戦線に学生を送り込みアドバイスをして勝たせる・・という仕事の人の書いたエントリーシートの書き方の本です。
フリーテキストの内容を色分けして分析。勝てる内容になるようにバランスを整えるというやりかたになっています。

特徴としては、学生さんの手書きのエントリーシートの「良い」例がたくさん掲載されていることです。
一瞬見て感じることですが丁寧であっても手書きは読みづらいです。
どうしても字が小さくなり文字間が詰まり過ぎます。自由に書き込める欄に手書きで書くと、書ききれない可能性を避ける為に字は小さくなり字を詰めてしまいます。
小さな詰まった字は余裕のない心を表してしまい逆効果です。
本に載っているのは「良い方」なので、平均的な人ではもっと読みづらい上に内容も良くないであろうことは想像に難くないです。

単純にビジネスのドキュメントは読みやすいように印字したものにしたほうがいいと思います。
電子履歴書は更に、字の大きさ・文字間隔・行間隔を細かく調整できますので、 枠全体にきちんと収まった履歴書に仕上げることができます。
電子履歴書は簡単に履歴書を作れることを強調しません。
完成度の高い履歴書ができることが、就職活動・転職活動では大事だと考えています。